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論文

環境中での空間線量率3次元分布計算システム(3D-ADRES)の研究開発の現状と今後の展望; 福島復興に向けた市街地・森林等の環境中空間線量率分布の推定

Kim, M.; Malins, A.; 町田 昌彦; 吉村 和也; 斎藤 公明; 吉田 浩子*; 柳 秀明*; 吉田 亨*; 長谷川 幸弘*

RIST News, (67), p.3 - 15, 2021/09

福島第一原子力発電所事故により環境中に放出された放射性セシウムの一部は陸域に降下した。放射性セシウムは、土壌表層に留まる性質を有するため、土壌表面は主たる放射線源となった他、道路、家屋の壁・屋根、森林内の樹木樹皮等にも一部残存し、市街地や森林等環境中の放射線量は複雑な分布を示すことが知られている。その上、それらの放射線源から発する放射線は複雑な環境構造物に吸収・散乱されるため、放射線量の詳細な分布を知ることは容易ではない。しかし、その環境中にて生活する住民にとって、大半の時間を過ごす家屋及び其の近縁、職場等の生活空間における空間線量率の分布は重要な関心事である。本報告では、この環境中での複雑な放射線量の3次元的分布を可能な限り高精度に推定するため、研究開発を行ってきた3D-ADRESの現状を報告すると同時に、3D-ADRESを活用することで得られる成果の一端を示し今後の展望についても記す。

口頭

市街地における雨水排水を介した放射性セシウムの流出

吉村 和也

no journal, , 

本研究では、Cs-137濃度、およびZn, Pbについて、市街地から流出するCs-137のトレーサーとしての有用性を確認すると共に、市街地から降雨時に流出する懸濁態Cs-137の起源推定を行った。Cs-137濃度を沈着量で除して得た沈着量あたりのCs-137濃度(EC)、およびZn濃度は、舗装面堆積物で有意に高い値を示し、トレーサーとしての有用性が確認された。EC, Zn濃度は粒度依存性を示したことから、SSと同程度の粒径を想定したEC, Zn濃度に補正した。SSに対する堆積物の寄与率は、EC比で53-67%、Zn濃度比で78-85%と推定された。

口頭

市街地における線量率変化、Cs-137動態研究

吉村 和也

no journal, , 

市街地は住民の被ばくに密接に関与する環境であり、そこでの空間線量率や放射性セシウムの動態は、除染や住民の帰還の計画策定, 放射線防護において重要な情報である。福島環境安全センターでは、これまでに市街地において空間線量率等の分布につき様々なスケールで評価すると共に、雨水排水を介した放射性セシウム動態を研究している。本フォーラムでは、調査研究につきこれまでの成果を紹介する。

口頭

降雨に伴う市街地からの放射性セシウムの流出

吉村 和也; 金井塚 清一*

no journal, , 

本研究では市街地からのCs-137流失を評価することを目的とし、雨水排水システムにおいて排水量、土砂濃度、放射性セシウム濃度の連続観測を実施した。調査は帰還困難区域内の市街地に位置する2つの集水域を対象に、2014年12月から2017年6月にかけて実施した。集水域内の初期沈着量(2011年11月時点)に対する、2016年7月-2017年6月に観測されたCs-137の流出率は、0.02-0.05%であった。また上記観測期間におけるCs-137の移行は、主に溶存態として生じている可能性が示された。

口頭

非降雨時・降雨時下水における未知見有害元素の濃度と起源の推定

尾崎 宏和*; 吉村 和也; 片寄 優二*; 松本 卓巳*; 朝岡 良浩*; 林 誠二*

no journal, , 

本研究は、下水道への人為起源汚染物質放出に関し、特に知見の少ない元素のレベルを把握することを目的として、福島県郡山市の合流式下水道より試料を採取し、下水中元素濃度を測定した。下水中の溶存Cu, Zn濃度は数$$sim$$数十$$mu$$g/L, Mo, Pd, Ag, In, Biは数十$$sim$$数百ng/Lで、懸濁態はこの10倍オーダーだった。本研究におけるCu, Znの最大値は先行レベルと同等だった。また、Agを除くこれら元素の下水への負荷は、降雨時における路面等からの排水が大きく寄与する一方、Agについては家庭排水の寄与が大きい可能性が示唆された。

口頭

福島県郡山市中心部住宅地における合流式下水道水中の重金属濃度

尾崎 宏和*; 林 誠二*; 吉村 和也; 片寄 優二*; 松本 卓巳*; 朝岡 良浩*

no journal, , 

本研究は、市街地下水道への人為起源汚染物質の流入に関し、特に知見の少ない元素のレベルを把握することを目的として、福島県郡山市の合流式下水道より試料を採取し、下水中重金属濃度を測定した。そして、下水中レベルに関して知見の多いCuとZn、既往知見の少ないMo, Ag, Sb, Ba, Biに着目して検討した。非降雨時における下水中重金属濃度は24時間の中で変動し、その変動には生活リズムの関与が考えられた。また、既報で知られるCuやZnに加え、懸濁態において知見の少ないMo, Ag, Sb, Ba, Biの下水道への流入が示された。

口頭

市街地の空間線量率の経時変化に対する人為的な影響,3; LASSOを用いた環境半減期の導出及び人口動態との相関

町田 昌彦; 宇野 隼平*; 谷村 直樹*; 斎藤 公明; 吉村 和也

no journal, , 

市街地の空間線量率の経時変化において、居住区域の方が避難指示区域よりも速やかに減少することが知られており、人間活動が空間線量率の低減を促すことが示唆されている。しかし、人間活動には除染や交通に伴う道路の摩耗など様々な要因が含まれることが知られており、人間活動による空間線量率の低減効果は除染による影響を除き、従来のモニタリングデータを用いた解析での評価は困難である。本研究では、空間線量率の減少傾向に対する人間活動の影響を評価することを目的とし、広域で取得されている空間線量率のモニタリングデータとしてKURAMAのデータを用い、その経時変化に対しLASSOを用いて各地点での環境半減期を導出し、それと人間活動として携帯GPS情報を基にした人口動態情報との関係について解析を行った結果について報告する。

口頭

市街地の空間線量率の経時変化に対する人為的な影響,1; シリーズ概要と現地観測により得られた環境回復傾向

吉村 和也; 阿部 智久

no journal, , 

市街地の空間線量率は、居住区域で避難指示区域よりも速やかに減少することから、人間活動が空間線量率の低減を促すことが示唆されている。一方、人間活動には除染や交通に伴う道路の摩耗など様々な要因が含まれる。そのため、人間活動による空間線量率の低減効果は除染による影響を除き、従来のモニタリングデータを用いた解析では評価が困難である。本研究では、空間線量率の減少傾向に対する人間活動の影響を評価することを目的とし、現地観測とシミュレーションを併せた評価に加え、長期的に広域で取得されている空間線量率のモニタリングデータを用い、その変化傾向と人間活動の関係について解析を行ってきた。本発表では、本研究の概要に加え、現地観測により得られた空間線量率やCs-137沈着量の低減傾向について報告する。

口頭

市街地では空間線量率が早く下がるその理由とは

吉村 和也

no journal, , 

市街地における空間線量率の減少傾向は放射線防護の観点において重要である。本研究は地表の放射性セシウムに着目し、その動態(水平方向への流失、及び鉛直方向への移動)が空間線量率の減少に及ぼす影響について評価した。放射性セシウム沈着量は、舗装面で放射性崩壊よりも速やかに減少し、水平方向へ流失していることが確認された一方、土壌面では放射性崩壊に伴って減少しており、水平方向への流失は認められなかった。また放射性セシウムは、舗装面でごく表層に保持されていた一方、土壌面では時間と共に鉛直方向に移動していた。このような放射性セシウムの動態を考慮し、空間線量率の経時変化をシミュレートした結果、空間線量率は舗装面で土壌面よりも速やかに減少しており、空間線量率の減衰効果は舗装面で大きいことが示された。以上の結果は、舗装面を有する市街地において、他の土地利用よりも空間線量率が速やかに減少することを意味しており、従来の観測結果と符合するものであった。

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